写真を撮ったら写真集。絵を描いたら画集・絵本。言葉は文学・エッセイ。
イメージは川に流れて本になる

サンキョウ書店は小社（三協企画印刷）の制作部所の呼称で、自費出版、商業出版を担当しています。
この部所のしごとは、自費、商業を問わずDTP（入稿・レイアウト・デザイン・出稿）を中心に出版、本に関わった活動です。
出版社の多くは神田、新宿、渋谷など東京都心部に集中していますが、通信や流通の発達、印刷環境のデジタル化によって、入稿からレイアウト〜デザイン〜出稿という本の制作の流れが所在地を問わなくなってきています。
小社のオフィスは東京・多摩地区（立川市を中心とした北多摩。東村山・小平などに隣接する東大和市）にありますが、不都合なく仕事に取り組めているのもこの流れによります。
この事は、自費出版を望む方々の居住地が広範囲でも、本の制作のやりとりに支障無くスムーズにできていることにもつながっています。
今後５Ｇなど通信網の高速化が進むと、この流れは一層に強まってゆくでしょう

サンキョウ書店のもう一つのしごと、役割ともいえるのが本の制作進行になります。
これはある編集者から出版社を立ち上げるにあたっての相談がはじまりです。
独立し新たな出版社を作るのは編集者にとってひとつの夢だと思います。
しかし様々な部所が機能し本が制作される大手出版社とはちがい、小出版社では編集者が営業など役割の多くを兼ねているのが現状ではないでしょうか。
この相談から制作面でのサポートをすることになったのです。
これをきっかけとして、その後も数社の立ち上げに関わりました。難問もあり楽しくもありのこの経験はその後の活動の糧になっています。
編集者の方々との仕事から育んだこれらの経験と処方は、自費出版においても大いに役立っていると感じています。