ガルシア=マルケス『百年の孤独』とカール・マルクス『資本論』

今年もあと僅か、とはいえコロナウイルスの影響は新年一月を迎えるという雰囲気はこの12月には皆無で、あるのは来月が13月だというただ漂いゆく空気ばかりだ。
外出を控える傾向が最大になりつつでありますが、こんな時こそ読書です。
コロナ禍に読むべき一冊として、『百年の孤独』(ガブリエル・ガルシア=マルケス 鼓 直 訳 新潮社)を上げたいと思います?
すでに読んだ方も多いとは思いますが、この傑作は何度も読む価値をもち、百年間が濃厚に凝縮された小説です。

それに合わせてもう一冊! というのは先日「千夜千冊」の松岡正剛さんの「本は3冊同時進行で読んだほうがより理解できる」との記事を朝日新聞で目にした影響からです。
3冊とはいいませんが、合わせて読むならと思いついたのがマルクス『資本論』です……が、この難解な書をいきなりではキツイので、『シリーズ世界の思想 マルクス 資本論』(佐々木 隆治 KADOKAWA)をお薦めしたいと思います。『資本論』第一巻に絞って丁寧に解説された入門書で、『資本論』を読みたくなること間違いなしです。

ちなみに世界の名著を紹介するテレビ番組『100分de名著 』(NHK Eテレ)の2021年1月からの放送は『資本論』。講師は著書『人新世の「資本論」』が話題の斉藤幸平氏なのも楽しみ倍増です!

ある家族の100年の歴史のある家族とは

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